先日スタッフの間で、「Photoshopで外部データを読み込んで、画像を自動作成できる機能があるんだって。」という話になりました。
AdobeというよりMacromediaっぽい機能だな~と思い、Fireworksでも出来るのか調べてみました。すると、出来るじゃないですか~!また別のスタッフによると、たまに使っているとのこと。
これは共有しておかねば!ということで、今回の記事となりました。
今回説明するのは、Fireworksの「グラフィックウィザード」という機能です。
1つのxmlデータから、複数のグラフィックが自動作成できてしまう!というニクイ奴なのです。
<用意するもの>
- テンプレートとなるpngファイル
- xmlファイル
- データに合わせて使いたい画像をひとまとめにしたフォルダ
【準備1】まず、テンプレートとなる、このようなpng(designdock.png)ファイルがあります。

ファイル中には変数が設定されています。変数は中カッコ{}の中に記述します。
このファイルでいうと、{area}、{text}、{alphabet}、{photo}の4つです。画像に変数を紐付ける場合は、プロパティパネルに入力します。
【準備2】そして今回使用する、各データに合わせた3つの画像です。これらを1つのフォルダ(imgフォルダ)に保存しておきます。サイズは合わせておいた方が良いと思います。
【準備3】今回使用するxmlファイル(designdock.xml)は、Fireworksのデモフォルダに入っているサンプルを元に、Dreamweaverで作成しました。 ここで気をつけたいのは、日本語を表記したい場合はエンコードをutf-8にすることです。
<?xml version=”1.0″ encoding=”utf-8″?>
<records>
<record>
<area>ニューヨーク</area>
<alphabet>N.Y</alphabet>
<text>アメリカ合衆国ニューヨーク州にある市。同国最大の都市であり、同国の経済の中心。</text>
<photo>ny.jpg</photo>
</record><record>
<area>ハワイ</area>
<alphabet>Hawaii</alphabet>
<text>ハワイは、太平洋に位置するハワイ諸島にあるアメリカ合衆国の州。一年間に約8cm日本国に向かって移動している。</text>
<photo>hawaii.jpg</photo>
</record><record>
<area>アフリカ</area>
<alphabet>Africa</alphabet>
<text>アフリカは、アフリカ大陸およびその周辺のマダガスカル島などの島・海域を含む地域の総称で、人類の発祥の地と言われている。</text>
<photo>africa.jpg</photo>
</record>
</records> |
ここからついに自動生成のステップに入ります。
designdock.pngを開き、コマンド>グラフィックウィザードを選択します。

【1:データソースを選択します】

すると、グラフィックウィザードのウインドウが表示されます。
A:xmlデータを指定します。
B:画像ファイルが保存されているフォルダを指定します。
次へボタンを選択します。
【2:データをプレビューします】

xmlデータが読み込まれ、「こんなレコードが入ってますよ」と表示されます。
内容を確認して、次へボタンを選択します。
【3:処理するレコードを選択します】

全てのレコードを処理するようにチェックして、次へボタンを選択します。
【4:変数をフィールドにマッピングします】

変数のマッピングです。今回はxmlデータの変数名と、pngファイルの変数名を同じにしたので手動でマッピングはありませんでした。変数名にずれがある場合は、この画面で紐付けます。
完了したら、次へボタンを選択します。
【5:設定を書き出します】

生成データの設定をする画面です。
A:変数名{area}のデータを使用してファイル名を保存します。連番にも出来ますし、別の変数名にも設定出来ます。
B:イメージを書き出すかどうか。その場合はどのファイルで書き出すのかの設定と、保存場所の設定をします。今回はjpgフォルダに設定しました。
C:ソースファイル(テンプレートファイル)を保存するかどうか。保存する場合は、その保存場所を設定します。今回はpngフォルダに設定しました。
設定をしたら、次へボタンを選択します。
【6:設定内容を確認します】

確認画面になります。内容を確認して、問題ないようなら終了ボタンを選択します。
バッチ処理でガリガリガリ・・・とFireworksがフル稼働です。さてどうなるでしょうか。
jpgフォルダ、pngフォルダには以下のようなファイルが生成されていました!

では中身は・・・?

おお~!成功です。フォントの文字も、フィルタも適用されていますね。
字詰めはさすがに無理なので、pngファイルを開いて適宜調整してください。
フォントの変更や、色の変更が出たとしても、これなら元pngを修正してからまたグラフィックウィザードを実行すればOKなのでありがたいですね。
これだけでもデザイナーにとっては、随分と楽になるはずです。
大量のヘッダーやバナーを作らなくてはいけない時など、大活躍間違いナシ!
adobeサイトのデベロッパーセンターにあるチュートリアル「
データ駆動のグラフィックウィザードを使ったグラフィック生成を自動化する」にて詳細な説明があります。
お試しくださいませ★
(ぴろりん)